猫のためにキャットタワーを用意したものの、まったく登ってくれないことがあります。
せっかく購入したのに使わないと、キャットタワーが気に入らないのか、置き場所が悪いのかと悩んでしまうでしょう。
猫がキャットタワーに登らない理由には、高さや安定性、におい、設置場所、年齢や性格などが関係しています。
この記事では、猫がキャットタワーに登らない理由と、使ってもらうための対策、猫に合った商品の選び方を解説していきます。
おすすめのキャットタワーも紹介していますので、最後まで読んでみてくださいね!
- 猫がキャットタワーに登らない主な理由
- 使ってもらうための置き場所と誘導方法!
- 年齢や体格に合うキャットタワーの選び方
猫がキャットタワーに登らない主な理由
猫がキャットタワーに登らないときは、単に気まぐれなのではなく、警戒心や設置場所、足場の形、揺れ、素材の感触など、猫なりの理由が隠れている可能性があります。
人には快適そうに見える商品でも、猫にとって安全を確認できない場所や、体を動かしにくい構造になっていると、近づくだけで使わないことも珍しくありません。
キャットタワーを使ってもらうには、猫を無理に登らせるのではなく、避けている原因を一つずつ確認することが大切です。
新しいキャットタワーを警戒している
猫は生活環境の変化に敏感なため、部屋に突然大きなキャットタワーが置かれると、見慣れない物体が縄張りへ入ってきたと感じて警戒することがあります。
特に慎重な性格の猫は、すぐに近づいて安全を確かめるのではなく、離れた場所から数日間観察していて、危険がないと判断してから少しずつにおいを嗅いだり触れたりします。
購入した当日に使わなくても、キャットタワーが嫌いだと決まったわけではありません。
新しい家具には、工場や倉庫、梱包材などの猫が知らないにおいが付いていて、そのにおいが警戒心を強める場合もあります。
猫は人よりも嗅覚が発達しているため、人にはほとんど分からない接着剤や布、木材などのにおいまで感じ取っていて、安全な物かどうかを慎重に判断しています。
箱から出した直後に強いにおいを感じる場合は、風通しのよい室内で換気を続け、猫が自分から近づける状態にしておくとよいでしょう。
新しいキャットタワーに慣れるまでの期間は猫によって異なるため、焦らず見守ることが基本です。
お気に入りのおもちゃや普段使っている毛布を近くに置くと、猫自身のにおいが安心材料になり、警戒心が和らぐ可能性があります。
抱き上げて無理に乗せると、キャットタワーと嫌な経験が結び付いてしまうため、猫が自分の意思で確認できる時間を十分に与えてください。
置き場所が気に入らない
キャットタワーそのものに問題がなくても、設置した場所が猫にとって落ち着かない環境になっていると、登らずに避けることがあります。
猫は周囲の様子を確認できる場所や、家族の気配を感じながら静かに過ごせる場所を好む傾向があるため、誰も来ない部屋の隅へ置くと興味を示さない場合があります。
猫が日頃どの部屋で過ごしているかを観察し、生活動線に合った場所へ設置することが重要です。
一方で、玄関や廊下のように人が頻繁に通る場所では、足音やドアの開閉音が気になり、安心して休めないことがあります。
テレビや洗濯機、掃除機などの大きな音が発生する物の近くも、音や振動に敏感な猫にとっては落ち着きにくい環境です。
猫がキャットタワーへ近づいたときに周囲を何度も気にしていたり、耳を後ろへ倒していたりする場合は、設置場所への不安を感じている可能性があります。
窓の近くは、外を眺められるため猫が興味を持ちやすい場所ですが、強い直射日光や冷気が当たらないかを確認する必要があります。
また、カーテンの開閉を妨げる位置や、窓を開けた際に脱走する危険がある位置へ設置するのは避けてください。
安全を確保したうえで、外の景色が見えて家族の気配も感じられる場所を選ぶと、猫が利用しやすくなります。
足場が狭く登りにくい
キャットタワーのステップが狭かったり、段差の間隔が広すぎたりすると、猫が足を置く場所を確保できず、登るのをためらうことがあります。
特に体格の大きな猫は、小さなステップでは四本の足を安定させにくく、方向転換や次の段への移動も難しくなります。
猫の体格に対して足場が十分に広いか、無理のない姿勢で次の段へ移動できるかを確認しましょう。
ステップが柱の真上に重なるような構造では、猫が体をひねりながら登らなければならず、運動が得意な猫でも使いにくい場合があります。
子猫や高齢猫、足腰に不安がある猫にとっては、わずかな段差でも負担になり、最初の一段へ前足をかけたまま諦めてしまうこともあります。
猫がキャットタワーの周囲を歩いているのに登らない場合は、興味がないと決め付けず、ステップの配置や高さを猫の目線で確認してください。
足場の表面が滑りやすいことも、猫が使わなくなる原因の一つです。
木製の板や毛足の短い布は掃除しやすい反面、踏み込んだときに爪が掛かりにくく、猫が一度滑ると怖い場所として覚える可能性があります。
滑り止めマットを敷く、ステップを追加するなど、猫が確実に足を置ける状態へ整えると登りやすくなります。
揺れやぐらつきが怖い
猫は高い場所を好む動物ですが、すべての高い場所を無条件に好むわけではなく、安全に体を支えられる安定した場所を選んでいます。
キャットタワーへ飛び乗った瞬間に本体が大きく揺れたり、支柱がきしんだりすると、落下の危険を感じて二度と登らなくなることがあります。
猫が登ったときに揺れるキャットタワーは、利用率だけでなく転倒事故にも関わるため、早めの点検が必要です。
据え置き型の場合は、底板が狭い商品や本体が軽い商品ほど、猫が勢いよく飛び乗った際に重心が偏りやすくなります。
突っ張り型の場合も、天井との固定が緩んでいたり、設置後に部品がなじんで締め付けが弱くなったりすると、少しずつぐらつきが生じます。
猫が使わなくなったと感じたら、支柱の接続部分やネジ、突っ張り部分を確認し、説明書に沿って締め直してください。
床が柔らかいカーペットや傾斜のある場所では、本体を正しく組み立てていても安定しないことがあります。
滑りやすいフローリングへ設置する場合は、底板の下へ滑り止めシートを敷き、必要に応じて壁面固定用の部品を活用すると安心です。
人が手で軽く揺らして大きく動く状態なら、猫を誘導する前に設置方法を見直しましょう。
素材やにおいが苦手
キャットタワーには、木材、布、麻縄、ポリエステル、接着剤などさまざまな素材が使われていて、猫によって好みが分かれます。
ふわふわした布を好む猫がいる一方で、長い毛足に爪が引っ掛かる感触を嫌がる猫や、硬い木製ステップを落ち着かないと感じる猫もいます。
現在使っているベッドや爪とぎの素材を確認すると、猫が好む感触を判断する手掛かりになります。
新品特有のにおいが残っている場合は、キャットタワーへ近づいた猫がにおいを嗅いだ直後に離れてしまうことがあります。
このようなときに香り付きの消臭剤や人用の芳香剤を使うと、猫にとってさらに刺激の強いにおいになり、逆効果になる可能性があります。
直射日光や雨が当たらない風通しのよい場所で換気し、乾いた布で表面を拭いてから、猫が自然に確認できるようにしてください。
爪とぎ部分の素材にも好みがあり、麻縄では爪を研ぐのに、段ボールや布では興味を示さない猫もいます。
反対に、縄の硬い感触やにおいを避け、普段から使い慣れている段ボール製の爪とぎだけを好む場合もあります。
猫が日常的に選んでいる素材を観察し、その好みに近いキャットタワーを選ぶことが、使ってもらうための近道です。
猫の年齢や性格でキャットタワーを使わないこともある

キャットタワーを使うかどうかは、設置場所や商品の形だけでなく、猫の年齢や性格によっても大きく変わります。
活発な猫がすぐに最上段まで登る一方で、子猫や高齢猫、慎重な猫は、同じキャットタワーでも負担や不安を感じることがあります。
使わないからといって異常とは限らないため、年齢や性格に合った高さと使い方を考えることが大切です。
子猫は登り方が分からないことがある
子猫は好奇心が旺盛ですが、キャットタワーを初めて見たときに、どこへ足を置けば安全に登れるのか分からないことがあります。
特に月齢が低い子猫は、体のバランスを取る力やジャンプ力が十分に育っていなくて、段差を見上げたまま動けなくなる場合があります。
子猫が登らないときは、怖がっていると決め付けず、まだ安全な登り方を理解していない可能性も考えましょう。
成猫向けのキャットタワーは、最初のステップまでの高さや段同士の間隔が、子猫には広すぎることがあります。
前足は届いていても後ろ足を持ち上げられなかったり、次の足場が見えにくかったりすると、途中で諦めてしまうことも珍しくありません。
低い踏み台や丈夫な箱を最初の段の近くに置き、小さな段差から移動できるようにすると、登る動作を覚えやすくなります。
おもちゃを使って誘導するときは、いきなり高い位置で振るのではなく、最初は床から低いステップへ自然に視線を移動させます。
低い段に登れたら穏やかに褒め、少しずつ上の段へ誘導すると、キャットタワーを楽しい場所として覚えやすくなります。
子猫は落下する危険もあるため、慣れるまでは飼い主が近くで見守り、無理に高い段へ誘わないことが重要です。
高齢猫は高い場所への移動が負担になる
高齢猫は若い頃と比べて筋力や関節の柔軟性が低下しやすく、高い場所へ飛び乗る動作を負担に感じることがあります。
以前はキャットタワーの最上段で休んでいた猫が急に使わなくなった場合は、興味を失ったのではなく、登り降りがつらくなっている可能性があります。
高齢猫には、高さよりも段差の小ささと足場の安定性を優先したキャットタワーが適しています。
高齢猫は関節に違和感があっても、それを言葉で伝えられないため、高い場所を避ける行動が体の変化を知らせるサインになることがあります。
ジャンプする前に何度もためらっていたり、着地した後に足をかばっていたりする場合は、無理に登らせないようにしてください。
歩き方や食欲、排泄の様子にも変化が見られるときは、キャットタワーの問題だけでなく、関節や体調について動物病院へ相談することも大切です。
高齢猫が使いやすい環境を整えるには、段差の間隔が狭い商品を選び、必要に応じてペット用ステップやスロープを追加します。
足場には滑り止めを敷き、降りるときに勢いよく飛び降りなくても済む動線を作ると、足腰への負担を減らせます。
若い頃と同じ高さにこだわらず、低い位置でも安心して休める場所を用意することが、高齢猫の快適さにつながります。
慎重な猫は慣れるまで時間がかかる
猫の中には、新しい物へすぐに近づくタイプもいれば、離れた場所から何日も観察して安全を確かめる慎重なタイプもいます。
慎重な猫はキャットタワーに興味を持っていても、人が見ている前では近づかず、夜間や留守中にこっそり確認していることがあります。
使い始めるまでに数日から数週間かかる場合もあるため、猫のペースを尊重して待つことが必要です。
キャットタワーの周囲を歩く、においを嗅ぐ、前足だけを乗せるといった行動も、猫が安全性を確認している途中の大切な段階です。
このときに抱き上げて最上段へ乗せると、逃げ場がないと感じてしまい、キャットタワーへの警戒がさらに強くなる可能性があります。
猫が少しでも近づいたときは大きな声で褒めたり追いかけたりせず、普段どおり静かに過ごす方が安心しやすくなります。
普段使っている毛布やベッドを低い段へ置くと、自分のにおいによって見慣れないキャットタワーへの抵抗感が和らぐことがあります。
おやつを使う場合も、最初はタワーの近くへ置き、慣れてきたら低い段へ移すようにして、少しずつ距離と高さを変えてください。
慎重な猫には、短期間で使わせようとするよりも、嫌な経験を与えずに安心できる時間を積み重ねることが効果的です。
高い場所を好まない猫もいる
猫は高い場所を好むと一般的にいわれていますが、すべての猫が同じ高さを快適に感じるわけではありません。
床に近いベッドやソファの下、家具の隙間などを好み、高所よりも周囲を囲まれた低い場所で落ち着く猫もいます。
高い場所へ登らないこと自体は、猫が安全で快適に過ごしているなら必ずしも問題ではありません。
過去に高い場所から落ちた経験がある猫や、足場の揺れに驚いた経験がある猫は、高所そのものを避けるようになることがあります。
また、体格が大きな猫は高い場所へ登れても、狭い最上段では体を支えにくいため、低くて広い足場を選ぶ場合があります。
猫がどの高さで休んでいることが多いかを観察すると、好みや安心できる範囲を判断しやすくなります。
高いキャットタワーを使わない猫には、窓の高さに合わせたロータイプや、隠れ家と爪とぎを組み合わせた商品も選択肢になります。
上下運動が不足している場合は、低い家具やステップを安全につなぎ、おもちゃ遊びを取り入れることで無理なく運動量を確保できます。
一般的な猫の習性に合わせるのではなく、愛猫が実際に選んでいる高さや休み方に合わせて環境を整えましょう。
キャットタワーを使ってもらうための対策
猫がキャットタワーを使わないときは、興味がないと決め付けず、設置場所や誘い方を少しずつ見直してみましょう。
猫にとって魅力のある景色や安心できるにおいを用意すると、見慣れないキャットタワーへの警戒心が和らぐことがあります。
無理に使わせるのではなく、猫が自分から近づきたくなる環境を整えることが大切です。
窓の近くに設置する
猫は窓から外を眺めることが好きなため、キャットタワーを窓の近くへ移すだけで、使い始める場合があります。
鳥や虫、通行人、揺れる木の葉などは猫の好奇心を刺激するため、窓辺の高い位置が快適な観察場所になります。
キャットタワーの上から外を見渡せる配置にすると、登る目的が生まれて利用しやすくなります。
窓の近くは日光が入りやすく、日なたを好む猫にとってくつろぎやすい場所でもあります。
特に気温が低い時期は、暖かな日差しが当たるステップやベッドで昼寝をすることが、キャットタワーを使うきっかけになります。
ただし、夏場は直射日光によって温度が上がりすぎる可能性があるため、カーテンや室温を調整して暑さを避けてください。
窓際へ設置するときは、猫が窓を押し開けたり、網戸へ飛び付いたりしないように脱走対策も必要です。
キャットタワーからカーテンレールや開いた窓へ簡単に移動できる配置になっていないか、猫の目線で確認しましょう。
外を眺める楽しさと安全性を両立できる窓辺を選ぶことが、安心して使ってもらうためのポイントです。
猫がよく過ごす部屋に置く
猫が普段ほとんど入らない部屋へキャットタワーを置いても、存在に気付く機会が少なく、利用につながらない場合があります。
リビングや寝室など、猫が日常的に寝たり遊んだりしている部屋へ設置すると、自然に近づいて確認しやすくなります。
猫がよく過ごす場所を観察し、その生活動線にキャットタワーを組み込むことが重要です。
飼い主の近くで過ごすことが好きな猫の場合は、家族が集まる場所に置くと、安心して休める居場所として認識することがあります。
一方で、人の足音や会話が絶えない場所では落ち着けない猫もいるため、部屋の中でも静かな壁際や角を選ぶとよいでしょう。
猫が現在気に入っているベッドや椅子の近くへ置くと、慣れた場所の延長として受け入れやすくなります。
設置場所を変えた後は、猫が使うかどうかを数日から数週間ほど観察することも大切です。
短い間隔で何度も移動させると、猫が安全を確認する前に環境が変わってしまい、かえって警戒が強まる可能性があります。
猫が周囲を見渡せて、家族の気配も感じられる落ち着いた場所を見つけたら、しばらく位置を固定して様子を見ましょう。
おやつやおもちゃで誘導する
おやつやおもちゃを使うと、キャットタワーを楽しい場所として猫に覚えてもらいやすくなります。
最初から最上段へ誘うのではなく、タワーの近くや一番低いステップから始め、猫が無理なく近づけるようにしてください。
低い位置から少しずつ誘導し、猫が自分の意思で登れる流れを作ることが大切です。
おやつを使う場合は、まずキャットタワーのそばへ置き、慣れてきたら一段目、二段目と徐々に位置を高くします。
猫が登れた直後におやつを与えると、キャットタワーへ登る行動とよい経験が結び付きやすくなります。
ただし、おやつの与えすぎは肥満につながるため、一日の食事量を考えながら少量ずつ使いましょう。
猫じゃらしなどのおもちゃを使う場合は、ステップの上をゆっくり移動させ、猫が足場を確認しながら追いかけられるようにします。
勢いよく高い場所へ誘導すると、足を滑らせたり落下したりする危険があるため、猫の動きに合わせることが必要です。
遊びやご褒美を通して楽しい経験を重ねると、遊んでいない時間にも自分から登る可能性が高まります。
猫のにおいが付いた毛布を置く
新しいキャットタワーには、布や木材、接着剤、梱包材などの猫が知らないにおいが残っている場合があります。
猫はにおいによって安全な場所かどうかを判断するため、見慣れないにおいが強い間は近づかないことがあります。
猫が普段使っている毛布やタオルを置くと、自分のにおいを感じて安心しやすくなります。
毛布を置く場所は、いきなり最上段ではなく、猫が床から確認しやすい低いステップがおすすめです。
猫が低い段でくつろぐようになったら、毛布を少しずつ上の段へ移動させることで、無理なく利用範囲を広げられます。
普段使っているベッドのクッションや、飼い主のにおいが付いた布を活用する方法もあります。
新品のにおいが強い場合は、風通しのよい室内で換気し、乾いた布で表面を拭いてから設置してください。
香り付きの消臭剤や芳香剤を使用すると、猫にとって刺激の強いにおいになり、さらに避ける可能性があります。
人工的な香りでごまかすのではなく、換気と使い慣れた布によって自然に安心できる環境を作りましょう。
無理やり乗せない
猫が使わないからといって、抱き上げてキャットタワーの上へ無理やり乗せるのは避けてください。
猫は自分で逃げ道を選べない状況に不安を感じやすく、高い場所へ突然置かれると恐怖心が強まることがあります。
無理に乗せると、キャットタワーを怖い場所として覚えてしまい、さらに近づかなくなる可能性があります。
特に慎重な猫や高い場所に慣れていない猫は、降り方が分からず、慌てて飛び降りてけがをする危険があります。
猫が嫌がって鳴いたり、耳を伏せたり、尻尾を激しく動かしたりしているときは、強い緊張を感じているサインです。
このような反応が見られたら誘導を中止し、猫が落ち着いてから別の方法を試してください。
キャットタワーへ近づく、においを嗅ぐ、前足を乗せるといった小さな行動も、猫が慣れていくための大切な段階です。
飼い主は結果を急がず、猫が少しずつ安全を確認できるように、静かに見守ることが求められます。
猫のペースを尊重し、よい経験を積み重ねることが、長く安心してキャットタワーを使ってもらう近道です。
キャットタワーの置き場所で避けたい場所
キャットタワーは、猫が落ち着いて過ごせる場所へ設置しなければ、興味を示しても使わなくなることがあります。
大きな音や頻繁な人の移動、強い風、床のぐらつきなどは、猫に不安や不快感を与える原因になります。
猫が安心して登れるように、音、風、人の動き、床の安定性を確認して置き場所を決めましょう。
大きな音がする家電の近く
洗濯機や掃除機、テレビ、スピーカーなど、大きな音や振動が発生する家電の近くは、キャットタワーの設置場所として適していません。
猫は人よりも音に敏感なため、突然の作動音や低い振動に驚き、安心して眠れない場所だと判断することがあります。
猫がキャットタワーへ登ってもすぐに降りる場合は、近くの家電が出す音や振動を確認してください。
洗濯機は運転中に振動していて、脱水時には音も大きくなるため、近くに置くとキャットタワーまで揺れが伝わる可能性があります。
掃除機の保管場所に近い場合も、突然取り出される音や動きによって、猫が落ち着けなくなることがあります。
テレビやスピーカーの音量が大きい家庭では、キャットタワーを機器から少し離し、猫が静かに休める距離を確保しましょう。
家電の近くへ置く必要がある場合は、実際に運転させた状態で音や振動がどの程度伝わるかを確認してください。
猫が耳を伏せる、体を低くする、周囲を何度も見回すといった行動を見せるときは、その場所に不安を感じている可能性があります。
家電から離れた静かな壁際へ移動させると、キャットタワーを安心できる休憩場所として使いやすくなります。
人の出入りが激しい場所
玄関や廊下、部屋の出入り口など、人が頻繁に通る場所では、猫が落ち着いて休めないことがあります。
キャットタワーの横を何度も人が通ると、猫は足音や気配を警戒していて、眠りかけてもすぐに目を覚ましてしまいます。
猫が安心して眠れるように、通路やドアの正面を避け、静かに過ごせる場所へ設置しましょう。
玄関付近は家族だけでなく来客の出入りもあり、ドアの開閉音や外から入るにおいが頻繁に変化します。
縄張り意識が強い猫や慎重な猫にとっては、知らない人の声やにおいが大きなストレスになる場合があります。
また、玄関の近くではドアが開いた瞬間に猫が外へ飛び出す危険もあるため、安全面からも避けた方がよいでしょう。
リビングへ置く場合でも、家族がよく通る動線の中央ではなく、壁際や部屋の角などを選ぶことが大切です。
飼い主の姿が見える位置でありながら、急に手を伸ばされたり体がぶつかったりしない距離を確保してください。
家族の気配を感じられて、猫自身が静かに休める場所が、キャットタワーの設置位置として理想的です。
エアコンの風が直接当たる場所
エアコンの風が直接当たる場所は、猫が暑さや寒さを感じやすく、長時間くつろぐ場所として適していません。
キャットタワーの上段は床よりも高い位置にあるため、エアコンの風が想像以上に強く当たっている場合があります。
設置するときは、人の立つ高さではなく、猫が休むステップの高さで風向きと温度を確認しましょう。
冷房の風が直接当たり続けると、猫の体が冷えすぎたり、落ち着いて眠れなかったりすることがあります。
暖房の場合も、温風によって暑くなりすぎたり、空気が乾燥して快適に過ごせなくなったりする可能性があります。
猫がキャットタワーへ登った直後に別の場所へ移動する場合は、風の強さや温度が原因になっていないか確認してください。
エアコンの風向きを変えるだけで改善できる場合もありますが、風が避けられないときはキャットタワー自体を移動させましょう。
季節によって風向きや日差しが変わるため、夏と冬で同じ置き場所が快適とは限りません。
猫が暑いときも寒いときも自分で移動できるように、風が当たらない休憩場所も別に用意しておくと安心です。
不安定な床や滑りやすい場所
傾いている床や柔らかいカーペット、滑りやすいフローリングの上では、キャットタワーが安定しないことがあります。
猫が勢いよく飛び乗ったときに本体が揺れると、猫が恐怖を感じるだけでなく、転倒や落下につながる危険もあります。
キャットタワーは、水平で硬く、荷重がかかってもぐらつかない床へ設置することが基本です。
厚みのあるカーペットや柔らかいマットの上では、底板の一部が沈み込み、本体がわずかに傾くことがあります。
畳の上も、キャットタワーの重みでへこんだり、猫が飛び乗るたびに本体が揺れたりする可能性があります。
設置後は、支柱やステップを手で軽く押し、複数の方向からぐらつきがないか確認してください。
フローリングの上で本体が滑る場合は、底板の下へ滑り止めシートを敷く方法があります。
突っ張り型は、床だけでなく天井も平らな場所を選び、説明書に従って十分に固定することが重要です。
設置後もネジや接続部分は少しずつ緩むことがあるため、定期的に点検し、安全な状態を保ちましょう。
猫が使いやすいキャットタワーの選び方
キャットタワーを選ぶときは、見た目や価格だけでなく、猫の年齢、体格、運動能力、普段の過ごし方まで考える必要があります。
高ければ喜ぶとは限らず、足場が狭い商品や揺れやすい商品では、猫が怖がって使わなくなることもあります。
猫が安全に登れて安心して休める高さ、広さ、安定性を基準に選ぶことが大切です。
猫の年齢に合った高さを選ぶ
キャットタワーの高さは、猫の年齢や運動能力に合わせて選ぶ必要があります。
健康な成猫で運動量が多い場合は、高さのあるキャットタワーを選ぶと、上下運動や見晴らしを楽しめます。
子猫や高齢猫には、段差が小さく、低い位置から無理なく登れるロータイプが向いています。
子猫は活発に動いていても、着地や方向転換がまだ上手ではないため、高すぎるキャットタワーでは落下する危険があります。
最初のステップまでの高さが低く、各段の間隔が狭い商品なら、小さな体でも足場を確認しながら登れます。
成長に合わせて高さを追加できる商品や、ステップの位置を変更できる商品を選ぶと、長く使いやすくなります。
高齢猫は筋力が低下しやすく、若い頃には登れていた高さでも負担に感じることがあります。
ジャンプしなくても一段ずつ移動できる構造や、スロープが付いている商品なら、足腰への負担を抑えられます。
年齢だけで判断せず、普段どの程度の高さへ登っているかを観察して選びましょう。
足場が広く安定しているものを選ぶ
猫が安心してキャットタワーを使うためには、足場の広さと本体の安定性が重要です。
ステップが狭いと、猫が四本の足を置けなかったり、方向転換するときに体がはみ出したりして、不安を感じることがあります。
猫が伏せたり寝返りを打ったりできる、十分な広さの足場を選びましょう。
特に体格の大きな猫や長毛種では、見た目以上に広いスペースが必要です。
購入前に猫の体長や普段使っているベッドの大きさを測り、ステップや最上段の寸法と比較すると選びやすくなります。
縁が付いたベッド型の足場は体を預けやすい反面、内側が狭すぎると猫がくつろげないため、内寸も確認してください。
据え置き型では、底板が広く重量がある商品ほど、猫が勢いよく飛び乗ったときも揺れにくくなります。
突っ張り型を選ぶ場合は、天井の高さに対応しているか、固定部分を十分に締められるかを確認する必要があります。
手で軽く押しただけで大きく揺れる商品は避け、安全性を最優先に選んでください。
爪とぎや隠れ家が付いたタイプを選ぶ
キャットタワーに爪とぎや隠れ家が付いていると、登る以外の目的でも使ってもらいやすくなります。
高い場所に興味を示さない猫でも、爪を研いだり狭い場所で休んだりするうちに、自然とキャットタワーへ慣れることがあります。
愛猫が普段好んでいる行動に合った機能が付いている商品を選びましょう。
爪とぎ部分には、麻縄、麻布、段ボールなどが使われていて、猫によって好みが異なります。
現在使っている爪とぎと同じ素材を選ぶと、購入後すぐに興味を持つ可能性が高くなります。
支柱全体に爪とぎ素材が巻かれている商品なら、猫が体を伸ばしながら爪を研げるため、運動にもつながります。
隠れ家は、周囲の視線を避けて休みたい猫や、慎重な性格の猫に向いています。
ただし、入口や内部が狭すぎると体格の大きな猫は入りにくいため、外寸だけでなく入口と内部の大きさも確認してください。
爪とぎ、隠れ家、ベッドなど、猫が実際に使いそうな機能がそろっているかを基準に選ぶことが重要です。
多頭飼いでは休める場所が複数あるものを選ぶ
複数の猫を飼っている家庭では、一匹だけが居場所を独占しないように、休める場所が複数あるキャットタワーを選びましょう。
最上段のベッドが一つしかないと、猫同士で場所を取り合ったり、気の弱い猫が近づけなくなったりすることがあります。
ベッドやハンモック、隠れ家が複数付いているタイプなら、それぞれの猫が距離を取って休めます。

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猫同士の関係が良好でも、眠るときや体調が悪いときには、一匹で落ち着ける場所が必要です。
異なる高さに休憩場所がある商品を選ぶと、高い場所を好む猫と低い場所を好む猫の両方が使いやすくなります。
上下の移動経路が一つしかない構造では、途中で猫同士が向かい合って動けなくなることもあるため、複数のルートがあると安心です。
多頭飼いでは、一度に複数の猫が乗ることを考えて、耐荷重にも余裕がある商品を選ぶ必要があります。
商品全体の耐荷重だけでなく、ステップやハンモックごとの耐荷重が表示されている場合は、それぞれ確認してください。
猫の頭数、体格、関係性を考え、全員が安心して使える広さと強度を確保しましょう。
掃除や部品交換がしやすいものを選ぶ
キャットタワーは猫の毛やほこりがたまりやすいため、掃除のしやすさも重要な選択基準です。
複雑な形の商品や毛足の長い布で覆われた商品は豪華に見えますが、細かな隙間へ抜け毛が入り込みやすく、手入れに時間がかかります。
カバーを外して洗える商品や、表面を拭き取りやすい商品を選ぶと清潔に保ちやすくなります。
ベッドやハンモックの布部分が取り外せると、毛や汚れが目立ったときに洗濯できます。
木製のステップは抜け毛を拭き取りやすい一方で、表面が滑る場合があるため、取り外して洗える滑り止めマットが付いていると便利です。
隠れ家の内部や支柱の間へ掃除機のノズルが入るかどうかも、購入前に確認しておきましょう。
爪とぎ用の支柱や布製のステップは使い続けるうちに傷むため、交換部品を購入できる商品がおすすめです。
一部が壊れただけで本体全体を買い替える必要がある商品よりも、支柱、ネジ、ハンモックなどを個別に交換できる商品の方が長く使えます。
交換部品の種類や販売状況まで確認し、清潔さと安全性を維持しやすいキャットタワーを選びましょう。
キャットタワーを使わなくても問題ない?
猫がキャットタワーを使わなくても、すぐに健康上の問題があるとは限りません。
家具の上や窓辺など、別の場所で高低差を楽しみ、日常的に遊んだり爪を研いだりできていれば、必要な刺激を得られている場合があります。
キャットタワーを使うかどうかよりも、運動、休息、爪とぎ、安心できる居場所を確保できているかを確認することが大切です。
別の高い場所で満足している場合もある
猫がキャットタワーへ登らなくても、棚やタンス、窓枠、ソファの背もたれなど、別の高い場所を気に入っていることがあります。
猫にとって重要なのは、キャットタワーという家具そのものではなく、周囲を見渡せて安心できる場所を確保することです。
ほかの高い場所で落ち着いて過ごしているなら、キャットタワーを使わないことだけで心配する必要はありません。
窓辺の棚から外を眺めたり、家具の上で家族の様子を確認したりする行動が見られる場合は、猫なりに快適な居場所を見つけています。
キャットタワーよりも広くて安定した家具の方が、体格の大きな猫や慎重な猫には使いやすいこともあります。
猫が普段どの高さにいることが多いかを観察すると、好みの高さや足場の広さを判断しやすくなります。
ただし、棚やタンスの上を使わせる場合は、落下しやすい物を置かず、家具自体が倒れないように固定してください。
登る途中で足を滑らせないように、必要に応じて滑り止めマットやペット用ステップを設置することも重要です。
猫が選んだ場所を尊重しながら、安全に登り降りできる環境へ整えることが求められます。

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運動や爪とぎができているか確認する
キャットタワーには上下運動や爪とぎを促す役割がありますが、同じ役割を別の方法で補えていれば、使わなくても大きな問題にはなりません。
猫じゃらしを追いかける、部屋の中を走る、低い家具へ飛び乗るなど、日常的に体を動かしているか確認しましょう。
運動不足になっていないか、爪とぎの場所を確保できているかが重要な判断基準です。
運動量が足りないと、体重が増えたり、退屈から夜中に走り回ったり、家具へいたずらしたりすることがあります。
一日に数回、短時間でもおもちゃを使って遊ぶと、狩りに似た動きを取り入れながら運動量を増やせます。
床だけで遊ぶのではなく、低い台や安全な家具を利用して上下の動きを加えると、より多様な運動につながります。
爪とぎについては、猫が好む向きや素材に合った物を用意する必要があります。
縦型を好む猫もいれば、床に置く横型を好む猫もいて、麻縄、段ボール、布など素材の好みも異なります。
適切な場所で爪を研ぎ、遊びや移動で十分に体を動かせているなら、キャットタワーを無理に使わせる必要はありません。
猫に合った別の家具を検討する
一般的なキャットタワーを使わない猫には、好みや体の状態に合った別の猫用家具を検討してみましょう。
高い場所を好まない猫や高齢猫には、ロータイプのタワー、低いステップ、床置きの隠れ家などが使いやすい場合があります。
猫が普段選んでいる高さ、素材、休み方を参考にすると、代わりの家具を見つけやすくなります。
窓の外を見ることが好きな猫には、窓辺へ設置するベッドや低い棚が向いています。
狭い場所へ入ることが好きな猫には、ドーム型ベッドや箱型の隠れ家を用意すると、安心できる居場所を作れます。
壁面を移動することが好きな活発な猫には、十分な強度で固定したキャットステップやキャットウォークも選択肢になります。

段ボール箱や安定した椅子など、家庭にある物を猫が好んで使う場合もあります。
ただし、代用品を利用するときは、猫が乗っても壊れないか、倒れないか、爪や首輪が引っ掛からないかを確認してください。
キャットタワーにこだわらず、愛猫が安全に休めて運動できる環境を整えることが最も大切です。
猫がキャットタワーに登らない理由は?まとめ
猫がキャットタワーに登らない主な理由には、新しい家具への警戒心、置き場所への不満、足場の狭さ、本体のぐらつき、素材やにおいの好みなどがあります。
さらに、子猫は登り方が分からず、高齢猫は足腰への負担を感じるなど、年齢や性格によっても利用しない理由は異なります。
まずは猫の行動を観察し、何を怖がっているのか、どこに使いにくさを感じているのかを確認することが大切です。
使ってもらうためには、窓の近くや猫が普段過ごす部屋へ設置し、おやつ、おもちゃ、使い慣れた毛布などを利用して、自分から近づける環境を作りましょう。
無理やり抱き上げて乗せると、キャットタワーを怖い場所として覚える可能性があるため、猫のペースで慣れるまで待つ必要があります。
洗濯機など大きな音がする家電の近く、人の出入りが激しい場所、エアコンの風が直接当たる場所、滑りやすい床も避けてください。
新しく選ぶ場合は、猫の年齢や体格に合う高さ、広く安定した足場、十分な耐荷重が備わっているかを確認します。
爪とぎや隠れ家、複数の休憩場所が付いた商品は、登る以外の目的でも利用しやすく、多頭飼いの家庭にも向いています。
掃除のしやすさや交換部品の有無まで確認すると、清潔で安全な状態を保ちながら長く使えます。
ただし、猫がキャットタワーを使わなくても、別の安全な高い場所で休み、遊びや爪とぎによって十分に体を動かせていれば、必ずしも問題ではありません。
キャットタワーにこだわらず、ロータイプの家具、窓辺のベッド、キャットステップ、床置きの隠れ家など、愛猫の好みに合う選択肢を検討してみましょう。
一般的な猫の習性ではなく、愛猫が実際に選ぶ高さや過ごし方を尊重し、安全で快適な生活環境を整えることが最も重要です。
- 登らない原因は、警戒心や置き場所、揺れなどさまざま!
- 子猫や高齢猫など、年齢や性格に合う工夫が必要
- 窓辺や普段過ごす部屋に置くと興味を持ちやすい
- おやつやおもちゃで、低い段から少しずつ誘導
- 無理に乗せず、猫のペースで慣らすことが大切
- 足場の広さや安定性、素材の好みも要チェック
- 使わなくても、運動や爪とぎができれば問題なし
- 愛猫に合った安全で快適な環境づくりが最優先!
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